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福島・アクアマリンふくしま
ダイナミック 親潮と黒潮の「潮目」
Published : 2021年10月12日
カツオやキハダが回遊する大水槽
カツオやキハダが回遊する大水槽

暑さなどつゆ知らず、水の中をゆらゆら、すいすいと泳ぐ海の生き物たち。種類の異なる魚と競い合うように並んでみたり、岩陰にじっと潜んで身を休めていたり…。

さまざまな仲間が暮らす東北の各水族館の大水槽の様子を撮影した映像が、仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」で17時から放映されています。7TIMESでは、河北新報オンラインニュースに掲載された記事を紹介します。

光きらきら 回遊魚のうろこに反射

黒潮と親潮がぶつかる福島県沖を表現した巨大水槽「潮目の海」が、アクアマリンふくしま(福島県いわき市)の最大の見どころだ。二つの大水槽を両側に見る三角トンネルをくぐると、まるで海中を散歩しているような感覚が味わえる。

カツオが生き生きと泳ぎ回る大水槽「潮目の海・黒潮」
カツオが生き生きと泳ぎ回る大水槽「潮目の海・黒潮」

水量1500トンの黒潮側では、カツオなど大型の回遊魚5種約35匹が力強く泳ぎ回る。それを避けるように約2万5000匹のマイワシが表層部を群泳。ガラス張りの透明な屋根から自然光が差し込み、回遊魚のうろこに反射してきらめく。

「潮目の海」の飼育を担当する藤井健一さん(45)は「火曜日を除く毎日午後2時半からの餌やりの時間がおすすめ。カツオが興奮した時にだけ見せるしま模様をぜひ観察してほしい」と話す。

【動画】ゆらゆら大水槽 福島・アクアマリンふくしま(河北新報オンラインニュース)

 福島県いわき市小名浜辰巳町50。午前9時~午後5時半(12月1日~3月20日は午後5時)。入館は閉館時間の1時間前まで。入館料は一般1850円、小中高校生900円。連絡先は0246(73)2525。