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CROSS B PLUS NEWS

産学官金連携へ 航空業界の脱酸素取り組み紹介 東経連ビジネスセンター、仙台で講演会
Published : 2021年8月26日
航空業界の脱炭素の取り組みを紹介した講演会

東北経済連合会の事業化支援組織、東経連ビジネスセンターは8月26日、東北6県と新潟県の産学官金の連携に向けた講演会を仙台市青葉区の複合施設「CROSS B PLUS」で開きました。伊藤忠商事の鈴木善久副会長が、航空業界の脱炭素の取り組みを紹介しました。

オンラインでの視聴を合わせて約90人が参加。鈴木氏は、航空機の二酸化炭素(CO2)排出量を2050年までに2005年から半減させる国際航空運送協会の行動計画を示し、その達成には廃油などから製造する「持続可能な航空機燃料(SAF)」の活用が最も現実的だと述べました。

航空機の電動化や水素燃料の開発も進められているものの「実現はかなり将来の話だろう」と指摘。国内のSAFの需要は50年に2000万トンとの見通しを示し、「1リットル100円でも2000億円の市場。ビジネスとしてしっかり取り組む必要がある」と強調しました。